朗読ライブに行ってまいりました
先日お知らせしました朗読ライブ"「言葉で語る手で語る」手話と朗読と音楽"に行ってまいりました。
《プログラム》
第1部
弾き語り
【手話ソング】切手のないおくりもの(財津和夫)
【手話と朗読】月とともだちになりたかったきつね(アナヒタ・デイムーリヤーン)
【朗読】お母さんの思ひ出(土田耕平)
第2部
【手話と朗読】ママがおばけになっちゃった!(のぶみ)
【朗読】モチモチの木(斎藤隆介)
【手話ソング】自転車にのって(高田渡)
語り
石倉留実(手話・朗読)
萬田陽子(朗読)
音楽
上田たけし
会場の「のーてぃす」は古民家を改装した素敵な建物。
アンティークな雰囲気の中で聞く、朗読と生演奏の素敵なひとときでした。
音楽と朗読と手話のコラボレーション。
萬田さんの朗読に合わせて、石倉さんが手話で語り、上田さんが素敵な音楽を奏でてくれます。
萬田さんが手話を「手のダンス」のようだとおっしゃていましたが、まさにその通り。
私は手話の知識が全くなかったのですが、それでも石倉さんの手話からはやさしさが溢れ、ことばが伝わってきました。
上田さんはオリジナルの曲もご披露いただき、軽快なトークも加わって会場を沸かせていらっしゃいました。朗読の際の音楽はその場の雰囲気での即興とのことでしたが、雰囲気にぴったり。
萬田さんはさすがの声量。そして豊かな声色。心に刺さるような朗読でした。
朗読会の楽しみは朗読を聞くことはもちろんですが、どのような作品を読まれるかということも大きいです。自分が読まないジャンルの作品をご紹介いただける貴重な機会ですね!
「ママがおばけになっちゃった!」は母親の死を題材にした絵本。
私は昨年亡くした母のことを思い出してしまい思わず涙してしまいましたが、ユーモアを交えつつ「死」と「永遠の愛情」を描いた素敵な作品でした。
朗読会の後で、少し萬田さんとお話することができました。
先日のコンテストで何を読まれたのかをお聴きしたところ、民話を読まれたそうです。
「美しい日本語」をテーマにしたコンテストで民話に目を向けられたセンスの良さに脱帽です!
最後に、今後の朗読ライブ予定をお知らせ。
★11月26日(日)14:00~
「GAKUSABOU LIVE」
出演 侘び助+石倉留実 上田たけし グリーンティーズ
演目 「祭の晩」(宮沢賢治)他
入場料 1500円(1ドリンクつき)
会場 かなたに園 楽茶房(山口県下関市汐入町4-4 tel/083-224-0974)
★12月8日(金)19:00~20:30
「冬の怪談話朗読怪」
出演 萬田陽子 野口和夫
入場料 1800円(1ドリンクつき)
演目 「雪女」(小泉八雲)「夢十夜」第三夜(夏目漱石)「安義端の鬼」(今昔物語より)他
会場 昭和空間ヘミングウェイ(北九州市戸畑区中原西2-14-3)
お問合せ 080-3224-5939(田中)
私は前回開催された夏の怪談話朗読怪に伺ったのですが、会場となっている「ヘミングウェイ」は古い市場を改装した施設です。秘密基地のようなひっそりした場所で聞く怪談話はなんとも怪しくもあり、美しくもあり、声と雰囲気を二重に堪能できますよ。
是非、素敵な声に触れてみてください。