朗読会に行ってきました!
福智町図書館主催の
「大好きな本を声で味わう
大人のための朗読講座特別版~秋の朗読会~」
に伺って参りました。
◆読み手
語り・朗読「宙のサカナ」代表 野口和夫さん
語りと即興演劇ユニット「侘び助」代表 萬田陽子さん
◆プログラム
大崎善生「神様捜索隊」
宮沢賢治「祭の晩」」
落語絵本より「抜け雀」
小泉八雲「守られた約束」
三浦哲郎「メリー・ゴー・ラウンド」
【会場は元・町議会室。天井が高く、マイク無しで声が響き心地よかったです】
本イベントの表題にもなっている
「大好きな本を声で味わう」
という言葉がぴったりな朗読会でした。
読み手の方はプロなので読みの技術や表現力が素晴らしいのはもちろん、選ばれた作品に対する愛情と作者に対するリスペクトが伝わってきます。
読み手の野口和夫さんがおっしゃっていたのですが
人前で朗読を披露する意味のひとつは「作品紹介」であるとのこと。
なるほど、朗読を通じて作品への興味、作者への興味が自然に湧き上がってきました。
私は「三浦哲郎」さんという作家を存じなかったのですが、最後に読まれた「メリー・ゴー・ラウンド」はとても素敵な作品。帰宅後さっそく本を探しましたが収録されている「木馬の騎手」(新潮社)は残念ながら既に絶版です。古本を探すこととしましょう・・・。
どのお話もお聞きした後余韻が残るようなお話ばかりで、ちょっと物悲しさを感じる作品揃い。
秋に「味わう」本として、素敵なラインナップだと思います。
あ!もちろん「抜け雀」は最後のサゲで笑っちゃいますよ。
余韻の残る話の間のアクセントにぴったりでした。プログラムの順序も秀逸だと思います!
ちなみに「抜け雀」は絵本を使った読み聞かせ形式でした。
【「ぬけすずめ」あかね書房】
桃月庵白酒師匠による絵本です。
全部絵にしちゃうとイメージが固定されちゃいますが、「絵本」ですからカラフルでかわいらしい絵を楽しみながら白酒師匠の軽快な噺を想像するのも面白そう。
最後に、朗読イベントのご案内です。
《野口和夫さんのご出演予定》
■12月8日(金)19:00~ 「冬の怪談話朗読怪」 入場料:1800円(1ドリンク付き) 出演:野口和夫・萬田陽子 会場:昭和空間ヘミングウェイ(北九州市戸畑区中原西2-14-3(スピナ戸畑店前))
以前、夏の怪談話をお聞きしましたが、野口和夫さんの優しい声と「ぞくっ」とするような話のコントラストが絶妙でした。萬田陽子さんとのコラボレーションも楽しみです。
お問合せ先:現在確認中です。確認でき次第更新します。
《萬田陽子さんのご出演予定》
■11月19日(日)15:30~17:00
「言葉で語る 手で語る」朗読と手話と音楽
入場料:1000円(1ドリンク付き)※小学生以下は入場無料
会場:ピアノスペース のーてぃす(北九州市八幡西区木屋瀬4-11-5)
語り:石倉留実 萬田陽子 音楽:上田たけし
■11月26日(日)14:00~
「GAKUSABOU live」
入場料:1500円(1ドリンク付き)
会場:かなたに園・楽茶房(山口健下関市汐入町4-4)
出演:グリンティーズ・侘び助+石倉留実・上田たけし
プログラム:「祭の晩」(宮沢賢治)他
萬田陽子さんは清楚なお姿からは想像できないような幅のある声をお持ちで、迫力のある読みに引き込まれ圧倒されます。ぜひ生でお聞きください♪
お問い合わせは「侘び助」まで
メール:wabisuke2004@gmail.com
電話:090-8918-6388